親方のこだわり
第68回 秋刀魚の話
暑い暑い八月も終わり、秋の気配を感じる九月になりました。 九月に入ると秋刀魚の季節、海水温度が高かったせいか、なかなか漁獲が少なかったのですが、ここの所に来てかなり出回ってきました。当店でも、刺身、に…
第67回 新子の話
今年も新子(小肌の稚魚)の季節がやってきました。 最近はTV・雑誌などでも取り上げられるようになりまして、認知度も高まっている様に思います。 昔は「新子」いかが?と、問うと え!! お新香巻かい? な…
第66回 あおりいかの話
刺身、あるいはすしダネとして、数あるイカの中でも一位、二位を争うおいしさの「あおりいか」。 とろりと半透明の身は見た目やわらかそうですが、比較的かためです。 私どもは縦と横に飾り包丁を入れて、熱湯にサ…
第65回 いわしの話
今年も六月に入り、いよいよ梅雨(つゆ)の到来です。じめじめした嫌な季節になりますが、この時期から美味しくなるのが鰯(いわし)や鯵(あじ)です。特に梅雨時期のいわしは脂が乗って丸々と太っています。 いわ…
第64回 研修旅行 第三弾(南知多半島)の話
今回の研修はお客様のおすすめでもあり、自分も前から興味のありました愛知県は南知多半島、豊浦漁港へ行ってきました。魚介類の豊富な所で貝類やタコなど、そして「ふぐ」も有名です。 テーマは「ゆ・と・り」です…
第63回 旅立ちの話
私の右腕として長年働いてくれた、雄二がこの四月に退職し、独立する事となりました。(4月20日付) 私が柳橋で修業している時に、料亭の花板さんである友人に紹介されたのが、約29年前になります。当時、雄二…
第62回 はまぐりの話
三月三日は、ひな祭り。女の子の成長を祝い、桃の節句とも言うこの日の料理と言えば、蛤(はまぐり)。アサリやしじみと同じ二枚貝ですが、この蛤には昔から重要な意味があります。 蛤は対(つい)になっている殻以…
第61回 読書の話
読書と云えば、旅の本か食べ物の本か、もしくはゴルフの本か、そんな私が「百田 尚樹」という小説家の本に、はまってしまいました。 キッカケは昨年、お客様にすすめられて読んだ「海賊と呼ばれた男」から主人公の…
第60回 新年あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。平成26年、2014年の始まりです。本年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。 さて、皆様の正月はいかがでしょうか。昨年末から9連休なんて方も多いのでは、ないでしょうか…
第59回 今年一年を振り返って
街中は、クリスマスムードで染まる12月。皆さんには連休も重なりますし、楽しい12月なのではないでしょうか?私どもは、一番あわただしい月になりました。忘年会はもとより年末、年始の仕込みの準備など、商売を…