親方のこだわり
第93回 “いくら” の話
秋、故郷に帰ってきたサケが抱える卵は、産卵が間近になるほど大きく、皮も固くなってしまい、食用には適しません。 私どもが使ういくらは、主に沿岸の定置網で獲れたサケの、まだ皮の柔らかいものを使います。 筋…
第92回 “研修” すべてはお客様のために…
皆さん、夏休みはどのように過ごされたでしょうか。私は夏休みを利用して研修(?)に行ってきました。福井県と石川県、そう、北陸です。 一泊という忙しい研修でしたが、新幹線開通のおかげで意外とスムーズに移動…
第91回“新子(しんこ)とホヤ、子持ち昆布”の話
今年も新子(しんこ)の時期がやってきました。初物は7月10日頃入荷してましたが、ご覧のように楊枝の大きさと同じ位でした。 この大きさだと4枚漬けで握りましたが、8月頭には少し大きくなっていますので2枚…
第90回“夏の魚”の話
冬に比べると夏は寿司ネタが少ないような印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。確かに脂のたっぷりな魚は少ないのですが、冬に負けない魚介類は以外と多いのです。 貝で言うと夏カキや石垣貝、アワビやつぶ…
第89回“うに”の話
ゴールデンウィークも終わり、いよいよ初夏の到来です。 この時期から美味しくなるものの一つに「うに」があります。「うに」は海胆・雲丹とも書きます。日本で食べられているのは「エゾバフンウニ」と「キタムラサ…
第88回“初かつをと活とり貝”の話
【初がつを】女房を質に入れてでも食べたい。とか青菜やホトトギスと並び称されたりと、江戸っ子がこれぞ「旬」と胸を張るのが「初がつを」。春から夏の太平洋側を北上する上りガツオを、こう表現します。脂こそ少な…
第87回 “ホタルイカとサヨリ”の話
前回に続いて今回も「イカ」の話になってしまいますが、それだけこの季節は美味しい「イカ」が続々と出回ってきます。 【ホタルイカ】産卵期を迎えた雌(メス)のホタルイカが大挙して浅瀬に集まってくるこの四月~…
第86回 “やりいか”の話
名前の通り先端が槍のように尖った「いか」で、菱形のヒレ、長い胴、細い足を持っています。やや薄い身は甘く、刺身やすしダネなど人気のある「いか」です。 この初春の頃になると熟卵を抱いた「子持ちやりいか」が…
第85回 “寒鰤(カンブリ)・寒鮃(カンビラメ)”の話
今、最も美味しい魚二点紹介致します。 【寒鰤】カンブリ魚辺に師と書いて「ぶり」すごい名前ですね。またそれにふさわしい体格と味(?)を持っています。脂がすごく乗っているのに臭みもなく、脂が気にならず、逆…
第84回 “あん肝(アンキモ)”の話
皆さん あけましておめでとうございます。新年いかがお過ごしですか。今年もよろしくお願いします。 今年の一回目は冬に美味しい「あん肝」です。あん肝を選ぶ時は“つや”があって張りがあるものを仕入れるように…