第174回 ほやの話　　　

この時期ほやを提供していますと、よく質問されるのが、「ほやって？ 何なの貝なの？ なまこの仲間？」などと聞かれます。

私も中途半端に答えるのもいけないと思い調べてみました。
店などで提供しているほやは「マボヤ」と言って初夏から9月が旬です。 岩に付く植物のような姿からヤドリギの古名「ほよ」「ほや」が名前の由来とされています。

我々と同じ脊索動物に属し、実はエビ、カニ、イカ、タコ、貝などよりはるかに人間や魚に近い生き物だそうです。

20年、30年とホヤだけを研究している人がいて、その研究者も二種類に分かれるそうです。

一方はホヤを研究すれば全動物の解釈ができるという人、これは普通のタイプだそうで…。

もう一方はホヤの全てを追求するホヤ博士。
こちらは少し変わっていて、われわれ脊椎動物はホヤによく似た祖先から進化したと考えている方。
祖先のホヤもどきの子どもが大人の形に変化せず、子どもの形のまま（子どものホヤは細長いオタマジャクシのような形をしているらしい）成熟する。それが泳ぐ動物になり、さらに魚類などの脊椎動物に進化したと説明しています。

なんか非常に難しい感じになりましたが、ま、良くわかりません。
ま、この時期とにかく食べてみましょう!!