第124回「子持ちこんぶ」の話
「平成」も終了し、今月から「令和」です。
私にとって平成は開店独立したのが平成4年1月でしたので、平成丸々無我夢中で過ごした感じです。
もうすぐ開店30周年を迎える令和の年、じっくり仕事に打ち込もうと思っています。
「令和」最初のすし種は「子持ちこんぶ」。
よく子持ちこんぶのこの卵は何の卵なの?という質問を受けます。
「にしんの卵」と言うと、驚かれる方が多いです。
数の子もにしんの卵です。数の子はにしんの腹の中にある卵、子持ちこんぶの卵はにしんが昆布に産みつけたものなのです。
人工的に作ったものもありますが、天然物は違いが歴然です。
分厚くてゴツゴツしていて、昆布の端っこにまでびっしり付いています。
当店では「すごい! 子持ちこんぶ」で提供しています。
塩漬けなので通年出回っていますが、「すごい!!」ものでないと仕入れません。
是非メニューを確認して有る時は注文してみてくださいませ。
すごい!! 感動しますよ!!
みやこ鮨 店主
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