第53回鰯（いわし）の話＋親方ブラブラ三歩

今月はもう6月。晩春から梅雨へと入って行く季節です。
この時期になって美味しくなる魚に鰯（いわし）があります。

魚（さかな）へんに弱いと書いて（いわし）、文字通り足の早い魚です。お客様の中には、いわしの旬は寒い時期と思っている方が割とたくさんいらっしゃいます。何となく、そんなイメージなんでしょうか？実はこの梅雨から夏にかけてが最高に脂が乗り、何をしても美味しい時です。
塩焼・味噌煮、もちろん刺身・つみれなども良いでしょう。

私の一番のオススメは酢〆です。いわしを2枚におろして塩で10分～15分位しめて酢洗い、そして本漬けをし、一晩寝かせた物です。ごま、みょうが、長ねぎ、しそなど薬味をたっぷり添えて、生姜醤油やわさび醤油、そして、ぽん酢に「もみじおろし」なんて云うのも良いと思います。

にぎりや丼ぶりにしてもトロっとした食感は真冬の〆さばにも勝るとも劣らない一品です。
酢〆にすると、いわしの細かい骨などもお酢の効果でやわらかくなり、全く気になりません。
（必ず一晩おいてください）

きっと美味しくて、驚かれると思いますよ!!
調理の苦手な方は、この時期、当店に準備してありますので是非、召し上がってくださいませ!!

店から旧中山道を巣鴨に向かって行くと大正大学があります。この度、大正大学で「すがも花街道プロジェクト」を立ち上げ、大正大学にパワースポットが出来たと云う事で見て来ました。
通称「さざえ堂」と呼ばれる本堂はサザエのようにねじれて立っています。大変珍しい建造物ではないでしょうか。「さざえ」とは私には無関係ではないと思い中のねじれ階段を登って行くと、上に【聖観自在菩薩（しょうかんじざいぼさつ・鴨台観音）】様が待っています。
大変きれいなお顔立ちの観音様に手を合わせ、パワーを頂きました。