以前にも書きましたが、朝仕入れて、仕込んでもその日は使えない物として「煮はまぐり」と「コハダ」と書きました。今回はそのコハダです。
コハダは出世魚で、シンコ→コハダ→ナカズミ→コノシロとなって行きます。だいたい今頃はナカズミ位の大きさが多いのですが、なるべく一回り小さいコハダを仕入れる様にしています。
コハダはちょっと”クセ”のある魚で、煮ても焼いても美味しくないと言われています。酢漬けにして、寿司にするのが一番いいと言われていますし、私もそう思います。
コハダはまず背ビレを取って細かいウロコを取り、頭を落とします。ウロコを取る時に力を入れ過ぎますと、身がクタクタになってしまいますので注意が必要です。次に「腹ワタ」を取り除きます。
一度軽くすすぎ洗いをして、腹開きをします。
次に塩をしますが、これはその日のコハダの脂の乗り具合や天気・気温などで微妙に違います。新子(シンコ)などは何分の世界ですし、コノシロだと何時間などという事もあります。偉ぶるわけではありませんが、ここは経験が左右しますので良い親方に付く事が大切です。
時間が経ったら、ていねいに水で洗い塩を落とし、水気を切ります。そして酢洗いという大切な工程に入ります。
これをしませんと生臭くなってしまいます。
そして、その酢が切れましたら、本漬けをします。
酢に漬け込むのも時間ではなく、表面がほんのり白くなって来たら、素早くザルに上げます。
そして、コハダを地紙形に重ねて揃え、どんぶりなどの深い入れ物に丸く立てかけておきます。
たてに並べる事によって酢切れが良くなります。そして一晩寝かせて、お客様の口へと運ばれるわけです。他の仕込みに比べてコハダなど手間の掛かるものは、私共も力が入ります。是非、味わってください。
正月休みを取っていない当店は3/26、27、28と連休をいたしました。
雄二、巻とも前日は大変嬉しそうでルンルンです。
私も箱根に家族で温泉旅行して来ました。
宮の下の富士屋ホテルには泊まらず、隣の直営店のパン屋さんでパンを買い、箱根湯本に一泊、二日目は芦ノ湖や箱根神社、そして姥子で一泊。天気も良く富士山が綺麗で、体だけでなく心もゆったりして来ました。
また、夏まで連休はありませんが、頑張ります!
旬のネタ・おすすめの寿司情報
しらうお、ホタルイカ、生わかめ、初かつを、桜えび、子持ちやりいかなど入荷中です。
※河岸の状況により、入荷がない場合もございます。ご了承ください。
みやこ鮨
お知らせ
「みやこで 落語」
大好評です。是非一度どうぞ!
4月8日(日)15:00開演
「遊馬百席」
木戸銭 1,000円
是非一度、生の落語を聴いてみませんか?
みやこ鮨2012年4月のお休み
4月は4日、11日、18日、25日です
※日曜日は昼、営業します!(11:30~14:00)
お知らせ
4月から親方の次男、ヒロキが調理学校を卒業し、入店いたします。詳しくはHPの5月号に掲載予定です。
宜しくお願いします。
なんちゃって俳句コーナー
月間賞【新潟産コシヒカリ】 プレゼント発表!
上記作品に決まりました。
淳一さん、おめでとうございます。
月間賞、プレゼントいたします。
奥様に知られない様、そっと取りに来てください。