第87回 “ホタルイカとサヨリ”の話
前回に続いて今回も「イカ」の話になってしまいますが、それだけこの季節は美味しい「イカ」が続々と出回ってきます。
【ホタルイカ】 産卵期を迎えた雌(メス)のホタルイカが大挙して浅瀬に集まってくるこの四月〜五月頃の富山湾の大集群は有名ですね。
キラキラ光る様には圧倒されます。
日本海側の兵庫県でも獲れますが、やはり富山湾のホタルイカはひと味違うように思えるのは私だけでしょうか?。
是非味わってください。
【サヨリ】
長く突き出た下あごは、ほんのり朱を含み「細魚」とか「鉢魚」とも書きます。
この時期は漁獲量が多く、また産卵期でもあり、旬とされます。
産卵前の大型のものは閂(かんぬき)と呼ばれて珍重されています。
寿司にしますと淡白な身は美しく澄んだ見た目そのままで、歯切れも大変良く、深く豊かな味わいがあります。
店の前の桜通りの桜が咲き初めました。
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