第83回　“セイコガニ（香箱ガニ）”の話

今年もあと残すところ1ヶ月余りとなりました。
師走と聞くとなんとなくせわしくなるから不思議です。

先月の中旬位から解禁となりました「松葉ガニ」、高級ガニとして有名です。松葉ガニ、越前ガニ、ずわいガニと、呼び名はいろいろですが、カニの種類は一緒です。
山陰地方で水揚げされるものを「松葉ガニ」、越前地方（福井）で水揚げされるものを「越前ガニ」などとブランド名を前面に出して区別しています。 ブランドのずわいガニと冷凍のずわいガニを区別しているとも言われています。
松葉ガニは確かに美味しいですが、高値です。なかなか仕入れするのもお出しするのも気が引けます。
しかし今この時期、当店でおすすめしているのがメスのセイコガニ（香箱ガニ）です。

オスの松葉ガニに比べると小さめですが、内子（うちこ）や外子（そとこ）がたっぷり入っています。
足の身は少ししかありませんが、味噌も入っていますので「通」の人はこちらを食すると言われる程です。
しかし小さいので＜むくのが大変＞そして＜むけない＞人がほとんど。私どもはこちらで身をほぐしてお出ししています。

大きさにもよりますが、だいたい一杯1,800〜2,500円（税別）位です。メスなので獲る量が制限されていますので今の間だけです。
食べてみたい方はお早めに!!

今年一年ホームページをご覧いただき、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
良いお年を!!