第127回「穴子」の話
長かった梅雨も明け、いよいよいよいよ夏本番ですね。
暑くなると話題に上るのがウナギとハモ、そしてアナゴ。
京都の夏の風物詩とされるハモに対し、江戸前のアナゴも夏の味覚として親しまれています。
栄養価が飛び抜けて高いウナギは別格として、ハモ、アナゴもビタミン、ミネラルがバランス良く含まれ、しかも低カロリーです。
ハモの身は細い骨が複雑に絡み合っており、骨切りをする手間を要しますが、アナゴはそれほどでもありません。
ハモは口が尖って気が強そうですが、アナゴはどこかおっとりしています。
文字通り穴に身を潜める性質があり、ひょっこり顔を出す姿はたいへん愛嬌があります(魚類のひょっこりはん?)。
当店では穴子を背開きにして穴子用の煮ザルに並べてじっくり煮て鮨として提供しております。
たいへん柔らかく美味しく召し上がっていただけます。
是非食べてみてください。
みやこ鮨 店主
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